モウコハン。

ママゴコロ【妊婦でも座れない優先席の意味】

妊婦だからといって電車やバスで席を譲ってもらえると思ったら大間違い!
それはナゼなのか?


実際に譲ってもらえたのは一度だけ

第一子妊娠中、私は毎日電車で通勤していました。誰がどう見ても妊婦だとわかるほどお腹が大きくなってから退職するまでの約4ヶ月間で、実際に私が席を譲ってもらえたのはたった一度だけ。

しかもそのときは妊娠5ヶ月頃で少しお腹がポッコリしてきた程度でした。




その日、当たり前のように席はひとつも空いていなかったので、私はドアのそばに立っていました。 誰かの視線を感じてふと横を見ると、近くにいた紳士が私を見ている。目が合うと同時にその紳士は自分の目の前の席を示してニッコリ笑いました。 私はすぐにその意味がわかったので、紳士に会釈をして、さっきまで彼が座っていたであろうその席に座らせていただきました。

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 人生のヒント

私が降りる駅。
乗降客が多く、出口は降りる人でごった返していたので、私は押されないように後の方からゆっくりとドアへ。 そのとき、ドアの横に先ほどの紳士が立っていたので、私は彼にもう一度会釈をして電車を降りました。

本当はそこで「ありがとうございました」と小声でも伝えたかったけれど、紳士はそれを言わせないようにわざと私と目を合わせないようにしている様子でした。 私はそこに彼の優しさを感じて、敢えて言葉を使わずに会釈で感謝の気持ちを伝えたのでした。 彼もそれを予期していたかのように私の会釈を横目で確認し、彼も軽く頷くように頭を下げていました。なんともスマートな立ち居振る舞いの、まさに「紳士」な方でした。 もちろんその後、二度と彼を見かけることはなかったけれど、私は今でも彼の顔を覚えています。

  

優先席の意味

今や電車にもバスにも必ず優先席が設けられているのに、そこに座っている健常者・若者・明らかに妊娠していない女性などは 下を向いて寝ているかスマホに夢中。席を譲るべき相手が近くに立っていても、そちらに目をやることはほとんどありません。 皆、自分だけの世界に浸っていて周囲のことなんか気にしていない。もちろん、気づかないフリをしている人もいるでしょうけど。 混雑する車内では、優先席の意味なんて無いに等しいのです。本来は混雑しているからこそ意味のある場所なのに…残念な現実。

私の場合は電車での移動が20分程度と短く立っていても辛く感じることはなかったので、自分が妊婦であることをできるだけ周りの人に気づかれないようにバッグなどで隠していた。 でも、そうしなくても席を譲られることは少なかったでしょう。周りの乗客は私のお腹などイチイチ見ていないのだから。妊娠は病気や障害じゃないからまだいいとして(良くはないが)、 お年寄りや幼児、身体の不自由な方にはやはり席を譲るべきだし、まずその存在に気づくべきです! 健常者や若者が優先席に座れるのは、周りにその席を必要とする人がいない時だけ! そんな当たり前のことが、スッカリ忘れられてしまっています。モラルの低下と想像力の欠如、そしてモバイル端末の普及によって手元の画面しか見ていない人が増えたこと… 原因は一つじゃないけれど、一人一人のちょっとした心掛けで改善できるはずなのです、本当はね。



あのオバサンは今…?

某駅のホームでは、こんなことがありました。

私が電車を降りて階段の上り口まで行ったところで、突然横から飛び出してきた見知らぬオバサンに、背中を強く叩かれて転びそうになったのです。 オバサンは同じホームの向かい側に到着した電車から降りたところで、私が乗っていた電車に乗り換えようと急いでいたようです。 そこにたまたま私がいて、邪魔に思って手が出たのでしょう。私はオバサンの前に立ち塞がっていたわけではなく、ただ、オバサンが突進してきた視界の中に居合わせただけ。

オバサンは私の背中を叩く直前に「ん~!もぉー!!!」とアカラサマに自分のイライラを表していました。

ただでさえ危ない駆け込み乗車。そのブヨブヨに肥えた身体で思うように走れないイライラを、たまたま居合わせた他人にぶつけるとは…なんて自分勝手な人間だ!! もしその電車に乗れなくても、3分も待てば次の電車が来るじゃないか!! 人を突き飛ばしてまでその電車に乗らなければならない理由があったのだろうか?

そのとき私は妊娠4ヶ月。見た目には妊婦とわからないけれど、だからといって背中を叩かれなければならない理由はない! オバサンは私の年齢や身体つきを見て「この人なら叩いても大丈夫だろう」とまで思って私を突き飛ばしたのではないでしょう。 相手がお年寄りでも障害者でも子供でも、よく見もせずに同じことをしていたかもしれない。そして、突き飛ばした相手を振り返って見ることもない。 その時のオバサンの目には、目的の電車のドアしか見えていないのだから。あの紳士の爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいだ!

あんな無神経で自分勝手な人の軽率な一撃によって、私の胎児は危険にさらされた。もし胎児に何かあっても、そのオバサンが何処の誰なのか、 後からは知る由もなく、泣き寝入りですよ。こちらが悪くなくても被害に遭うことは少なくありません。突然やってくる災難を避ける方法も無いのです。 ひとりひとりのモラルが向上してくれることを祈るしかあちません。
…期待薄。